2014
自動車保険の子供特約
Cさんは、家族全員が21歳以上になったため、「21歳末満不担保」「家族限定割引」で契約を更新し、保険料を安く押さえることができるようになりました。
というのも運転者が18歳~21歳までの三年間は、「年齢を問わず」という条件のために保険料が高いためです。
基本的には、一番若い運転者の年齢を基準にして設定しなければなりませんので、子供が21歳になるまでは、契約の条件を変えることができなかったのです。
それから一カ月後のことです。
Cさんの息子が、父親の車を使って同級生と西伊豆方面へドライブに出かけたときに問題が起きました。
長距離ドライブだったため息子さんと同級生は交互に運転していたのですが、同級生の運転番の時に、猫が急に道路脇から飛び出してきました。
友人はネコを避けるためにハンドルを切りましたが、センターラインをオーバーして対向車と正面衝突し、運転していた同級生と助手席の息子さん、それから対向車の運転手が負傷しました。
息子さんは誕生日がきて21歳になっていましたが、同級生はまだ20歳でした。
そのため保険会社から「21歳末満不担保」の契約とは異なっていることが告げられ、保険金の支払いはありませんでした。
車は、だれが運転するかわかりません。
運転者の年齢条件は、多少保険料が高くても幅広い保障がされるように設定しておくべきでしょう。
しかし子供特約という家族限定の特約を利用すると保険料が割安になりこともありますので、面倒がらずに、一番適した保険の特約選択をこまめに見なおすことも大切です。
参考記事:免許を取った子供に子供追加特約
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